現調とは ?
現調とは ?
現調とは 「現場調査(現地調査)」の省略語として広く知れ渡っております。
塗装工事に限らず、様々な業種で利用される言葉になります。
今回は塗装工事にて使用される、「現場調査(現地調査)」について説明致します。
現場調査(現地調査)とは、お見積書を作成するにあたり建物の状態を把握することを言います。
屋根の劣化状況、外壁の状態、塗る面積、下地素材の確認、付帯部の種類など施工をおこなう上で必要な情報を確認いたします。
建物の状態は、方角で劣化症状や破損などが必ず違っているものです。
例えば、南面や西面は日差しを受けやすい面で、紫外線による経年劣化が多い場所です。
逆に北面は日が当たりにくいことから、藻やカビ、コケといったものが多く見られます。
そういった状態を確認する事で、素材に合った補修方法を確認することが出来ます。
本当に必要な補修工事、塗替え工事をご提案する事でお悩みを改善致します。
また、周辺環境も確認して用途に応じた塗料選び、素材選びを実施いたします。
実際に現場に行って目視する事で、工事がスムーズに行えるのか?確認も兼ねております。
調査時間としては、30分~60分で迅速に測量をおこないます。
現地調査はどなたでも費用は無料でおこなえます。
現調の必要性
現調をせずに御見積書だけを作成することも可能です。
しかし、現場でしか確認出来ない劣化状況や既存素材の状態を事前に知る必要があります。
追加で費用が発生したり、材料を仕入れるのに時間を要したりスムーズな施工が出来ません。
調査をしっかりと行うことで、ご提案できる塗料の種類が増えることもあり、よりご要望に沿ったプランの作成を行えます。
建物の構造が似ていても劣化状況は環境に応じて必ず異なるものです。
そのため、現調は正しく施工をおこなう上で必要不可欠となります。
現調方法はどのようにおこなわれるのか?
外壁の劣化状況を確認
外壁を触診してチョーキング現象が発生しているか?
また、外壁に水を散布して吸い込み方を確認、塗膜の状況を調査いたします。
塗膜に保護されている場合は、外壁が湿る事はありません。
逆に湿る場合は保護機能が無い事がわかります。
サイディングボードの状態確認
サイディングボードの繋ぎ目、目地を中心に上部を目視して反りや歪みを確認。
ビス廻りはひび割れや欠損は無いか?機械では無く、人が目視にて確認致します。
シーリングが傷んでいる場合、サイディング壁にも被害がよくあります。
打診調査で躯体内部を確認
RC造のモルタル、タイル材等で出来ている外壁は、見た目では判断が難しいです。
マンション等の改修工事でよくおこないますが、打診棒にて振動を与えて確認おこないます。
表面素材の浮きを確認、クラック(ひび割れ)の状態を瞬時に判断できます。
シーリングの劣化状況を確認
劣化が進んでくるとシーリングの変色、痩せ、剥がれ等が目視で確認できます。
建具廻りのシーリング、外壁の繋ぎ目のシーリング、付帯に打ってあるシーリングを確認。
触診して弾力を確認する場合も御座います。
使用する素材で耐久年数も大きく変わってきますが、基本は10年と言われています。
代表的な確認箇所
- チョーキング現象はあるか (外壁・付帯)
- 塗膜の剥離、浮き等はあるのか (屋根・外壁・付帯)
- 外壁・帯等の反り、浮き等はあるのか (外壁・付帯)
- コーキングの劣化から外壁へ水が廻っていないか (外壁)
- 外壁にコケや藻が繁殖していないか (屋根・外壁)
- 鉄部のサビ、腐食はないか (付帯)
- 軒天に雨染み、水漏れがないか (付帯)
まとめ
- 細かい部分の塗装には不向き
建物の劣化状況や形状はそれぞれ異なります。
そのため、お客様の建物にあった補修方法を提案するために現地調査を実施しております。
現地調査を行わないでお見積書を作成すると、近くで確認をしないと判らない事もある為、追加で費用が発生する可能性が御座います。
のちのちトラブルにならない為にも現地調査にて事前確認が大切です。
また、現状で施工が本当に必要な状況なのか?
必要以上に工事をしてしまう場合も御座います。
調査時間としては、30分~60分で迅速に測量をおこないます。
現地調査はどなたでも費用は無料でおこなえます。
おかしいなと気付いたら、直ぐにご相談下さい。
こんな悩みはありませんか?
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最終的にどのぐらいの費用がかかるの?
どうやって塗装会社を決めたら良いの?
何を基準に金額が決まるのか?